阪神大震災からちょうど29年。
神戸で父親の旅立ちを見送ってきた。
正月には弟家族もあわせて家族全員で集まったばかりで、そのときは元気に一緒に買い物にいったり、食事したりしていたのに、それから2週間。突然のお別れ。
29年前はこの地で6000人以上が、今回の能登地震では200人以上が亡くなった。
人の命はなんとあっけなく尽きてしまうのか。
いやいや尽きてはいけない、尽きさせてはいけない。
防げるものは、防いでいかないと。
とはいえ、いつかそのときは来るもの。
命を大切にするために、今、何ができるか。
私には若い人たちにそれを考えさせるチャンスがある。
私の命がある限り、続けていくことが使命だと考える。
いろいろなことが起こり、いろいろな考えが巡り巡る年明け。
若い頃心配、迷惑をかけまくった親父。
今さらながら、すまんかった。
家族を持って、孫の顔が見せられて、少しは恩返しができたか。
ありがとう、親父。どうか安らかに。