講習中、日曜日はお休みなので家でゆっくり大相撲名古屋場所の千秋楽をテレビ観戦。
関脇3人の大関昇進はどうだったか。
結果、豊昇龍が12勝3敗で優勝決定戦の末初優勝。大関確定。
若元春と大栄翔は9勝6敗で、厳しい結果となりました。
注目の大栄翔関。
序盤に喫した錦木戦の1敗は痛かったですが、錦木が調子が良かったので仕方がないと思えました。ポイントは新大関の霧島戦ですね。春場所は大栄翔の内容がよかったものの相手にうまくかわされた印象。今回は、完全に力の差を見せつけられたような相撲。それでショックを受けてか、翌日の玉鷲戦、翌々日の若元春戦と連敗して、一番ダメだったのが14日目の阿武咲戦。連敗の流れを止めたい気持ちはわかりますが、立ち合い変わっての注文相撲で勝ちにいってはいけませんね。
一方の豊昇龍関は、左よつに組んだときの強さが以前と全然違いますね。今朝乃山をあれほど豪快に投げられるのは、豊昇龍と横綱だけじゃないでしょうか。千秋楽の伯桜鵬戦も左よつの強さを見せつけて相手に何もさせませんでした。大関になるのにふさわしい内容ですね。
目先の一勝に走った大栄翔と、自分の相撲を取りきることに集中した豊昇龍。
その差でした。
大栄翔関、今は悔しさでいっぱいだと思いますがまだまだこれからですよ。自分の突き押しにさらなる磨きをかけて、自分の相撲に徹して、秋場所以降も頑張ってください。朝霞からの大関誕生をみんな待っていますよ。
さぁ、これを踏まえて生徒たちにどんな話をするか。
まず上を上を目指していくことは大事。それはお相撲の世界だけではない。どこの世界でもそう。
ただ、上を目指す中で、目先の結果に走ってはいけない。
結果が欲しければ、じっくりと力をつけること。
成績を追っかけるのではなく、実力をつけること。
日々、自分を磨いていくこと。
結果は後から必ずついてくる。