今年も1月17日がやってきました。
阪神大震災から28年。
今年も私が28年前に神戸で体験したことを子供たちに伝えていきます。
毎年必ず伝えているのは震度6強の揺れの凄まじさ。
いざそうなると避難訓練でよく聞く「机の下にもぐりなさい」は無理。
できることは周りにある何かで頭を守ること。
枕や座布団があれば理想的。
なければ本を頭の上に掲げるだけでも違う。
あとは、今年は何を伝えるか。
当時高校2年生。
学校に大量の参考書や問題集が、救援物資として届き、ほとんど誰も勉強しない学校だったので選び放題取り放題にさせてもらったこと。
机の周りは参考書、問題集だらけになり、そのおかげで勉強への気持ちが高まっていったこと。当時は何も考えずがむしゃらにやっていたことだが、いま改めてそのおかげで学力がつき、学びの大切さに気付き、今の仕事に就き、家庭を持ち、ご飯が食べられている。
28年たった今、そのことに感謝をし、少しでも学びの大切さを後世に伝える。
それが今の自分にできることで、今日も授業を始めましょう。