サッカーのW杯で盛り上がる中、陰に隠れて盛り上がらない大相撲w
横綱は休場で、大関はいつもカド番との戦い。
まったく見どころなしか、、、いやいや、そんなことはありません。
少し気が早いかもしれませんが、今場所は次の時代の到来を感じます。
大相撲には次の時代の到来となる場所があります。
昭和56年の1月場所、関脇千代の富士の快進撃で最後は横綱北の湖を倒し初優勝を決めた場所。
平成3年の5月場所、前頭筆頭の貴花田が初顔で千代の富士を破った場所。
平成14年の9月場所、新大関朝青龍が横綱貴乃花に挑んだ場所。朝青龍負けはするものの凄まじい迫力で横綱を追い詰める相撲と負けて花道に引き上げる際の「チキショー」の雄叫びに朝青龍時代の到来を感じたものです。(この一番は今でも生徒たちに「いいか、負けず嫌いというのはこういうことをいうんだ」と見せることがあります。)
さて、今場所次の時代の到来を感じさせる主役は2人。関脇の豊昇龍関と前頭13枚目の王鵬関。
豊昇龍関は朝青龍のおい。王鵬は大鵬の孫。
前々からこの2人は角界を背負って立つ力士になるとは思われていましたが、まさかこんなに早く幕内で優勝を争うことになるとは。
10日目を終わって、2人とも1敗でTOP。それぞれに持ち味がよく出ていて内容がいいです。
番付に差があるので、普通は対戦しないところですが、王鵬が先頭をキープして最後まで優勝争いとなると対戦が組まれる可能性も十分にありますね。
相撲ファンなら夢に見た時代を超えた横綱対決。
朝青龍VS大鵬ならぬ豊昇龍VS王鵬。
そうそう琴桜の孫、琴の若もそこに加わってきてほしいところ。
楽しみになってきました。
相撲ファンなら夢に見る時代を超えた取り組み。