お盆休みがないとはいえ、どこにも行かないのもなぁ。
と、いうことで、近場も近場、岩槻人形博物館に行ってきました。
新型コロナウィルスの影響で、今年2月に開館した直後からしばらくお休みだったので、行こう行こうと思いながら半年経ってようやく実現。
貴重な展示品を見ることができました。
岩槻と言えば、雛人形の町。
雛人形ができるまでの工程が一つ一つ展示物で丁寧に紹介されています。
そして人形の歴史。
人形が庶民の間で広まるのは江戸時代。
それまで武家の間で親しまれていた大きな人形が、8代将軍吉宗によって出された奢侈禁止令(しゃしきんしれい、いわゆる贅沢禁止令)により8寸以上の人形が作れなくなり、今の大きさになるまでの流れが当時の社会的背景とともに分かりやすく説明されています。
職人たちの思いが込められた何百年も前の人形たち。
彼らが伝えてくれる歴史に思いをはせることができました。