ふと、自分が中学時代の体育の先生がおっしゃっていたことを思い出しました。
普段は全く話を聞かない先生でしたが、その話だけはやたら耳に残っているんです。
「お前ら、正直者が馬鹿を見る世界を作るんちゃうぞ!!」
何かの件で、クラス全体が怒られていたときに聞いた言葉で、
「おー、たまにはいいこと言うなぁ」と100パーセント上からで聞いていましたw
春日部共栄高校の春の甲子園出場決定。
大変おめでたいニュースなのに見出しは「体罰発覚も 選抜に春日部共栄」
これは想像ですが、恐らく学校には「何で辞退しないんだ」などの抗議があるんでしょうね。
実際、ツィッターにはそういう書き込みがあります。
全くもってふざけた話です。
そもそもそういう話はどういう考えから出てくるか。学校の利害関係からでしょう。
「体罰をする監督を出す不祥事がありながら、なに甲子園出とるんや」と、いったところでしょうか。
それは違いますよ。
教育機関で大切なのは、「生徒を中心に物事を考える」ということ。
春日部共栄の生徒たちは部活をしている生徒も本当に勉強熱心。
全国大会に出場し、難関大学に合格する生徒が毎年多数います。
本当に素晴らしい生徒たち。
そこで、甲子園辞退となったらどうですか。
生徒にしてみれば、体罰は振るわれるは、甲子園は出られないは。
そんなことがあっていいわけがないでしょう。
一生懸命やっている正直者の生徒たちが馬鹿を見てはいかんですよ。
ということで、春日部共栄の甲子園出場は当然の決定。
どうか選手たちは胸を張って甲子園で躍動してほしいと思います。