栄東中学・高校の塾対象説明会に行ってまいりました。
まず田中淳子校長先生が学校を上げて取り組まれているA.L.(アクティブラーニング)について、説明してくださいました。
ALとは、従来のような講義形式の授業だけではなく、生徒が主体的・能動的に行う学習のことで、各教科のAL、校外のAL、キャリアAL、部活動を4本柱とし、これからの社会に求められる資質であるコミュニケーション能力、主体性、協調性を育むべく取り組まれているとのことでした。
VTRで中学1年生の英語の授業、中学2年生の社会の授業の様子を拝見しました。先生が質問を投げかけて生徒が答えるのはもちろんですが、印象的なのは先生がテーマだけを投げかけて生徒間でそのテーマについて質問をし、別の生徒が答える場面です。正に生徒の自主性がなくては成り立たない授業で、自主性を発揮することで自主性がさらに育つ様子を見させていただきました。理科で主に化学を教えていらっしゃる市原先生が、理科でのALについてお話しくださいました。その中で、「本来アルカリ性で赤になるフェノールフタレイン液を用いた実験で、仮に青色になったとしても『先生、赤になりません』や『結果が違うんですけど』と言ってくる生徒はいない」というお話が印象的でした。予期していない結果が出てきた時こそ考察するチャンスであると生徒は理解していて、生徒間でなぜそのようになったかを議論しだすそうです。素晴らしいことですね。さらに強く共感させていただいたのが「子供たちは元来AL、すなわち自分で学ぼうとするものであり、何か新しいことを見つけては喜ぶものである」続けて「いつしかそのALが『宿題やったの』と言われてしぶしぶやるNL(ネガティブラーニング)になってしまっている」とのことでした。NLにさせないALの授業の大切さを強く感じました。今後ますます飛躍していく学校の姿が目に浮かんできました。
朝霞台進学教室も能動的な学習の大切さを学習塾の立場で生徒たちに伝えていきたいと考えています。
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